2010年1月17日日曜日

認められてない国 <ミッション>南北国境通り抜け



まず、なぜキプロスに来たのかを説明したい。

●トルコで取ったシリアビザがシングルエントリー。
●トルコからシリアに入ると、レバノンに入った後またシリアビザ取得が必要。
●レバノン〜イスラエルが通れない。
●中東を一筆書きで回るにはレバノンスタートが最適。

という事で、トルコとレバノンのちょうど真ん中の地中海に浮かぶキプロスから
レバノンに船で渡れないかと考えてやって来た。


トルコからキプロスまでは船でもいけたけれど、
アンタルヤから船が出るスィリフィケまで移動して宿泊して、、、、
と考えると、アンタルヤから飛んだ方が安いと判断し、空路で北キプロスのニコシアに到着。



北キプロストルコ共和国はトルコしか認めていない国。
キプロスにはギリシャ系のトルコ系の人種が住んでいて、
キプロス共和国(南部ギリシャ系)がギリシャ併合を目指した時に、
トルコ系住民のためにトルコが軍事介入して分断された。

北キプロストルコ共和国を承認ーーートルコ
キプロス共和国を承認ーーートルコを除く国連加盟国

この構図を見ると、まぁトルコの一方的な占領の形にも見えるけど、
実際に住んでいる人たちはトルコ系でムスリムがほとんど。

なんだかんだ歴史があって南北が分断されている首都だが、なんだか緊張感も無くホノボノした空気が流れる街だった。

ニコシアの城塞都市。これが二つに分かれてる。

これが北キプロスの首都、ニコシアの形。


奥に人が集まってる所が国境ゲート。
これは街の一番の大通りというか繁華街にある。

ゲート手前で小さい紙をもらい、それにスタンプをもらって簡単に行き来が出来てる。
いるのかそんなゲート?
多くの人がキプロスを訪れる際には、ヨーロッパなどから南キプロスに入ってから、
このゲートを超えて北キプロスに入ってくる寸法。
で、また南に戻って帰って行く。
パスポートに来たキプロスのスタンプを押されない様に紙をもらってる訳。
こっちの入管も心得ているから、なんのトラブルも無くスルー。
そういう仕組みだったのね。。。。


僕は北キプロスに入ったスタンプはもらってしまっているので、
今後はこのパスポートではギリシャに入国出来なくなってしまった。
まぁ、ヨーロッパに行くつもりが無いから良いけれど。
ということで、何の苦労も不安もなくあっさり国境を行き来出来る事を確認。

とりあえずは北キプロスを楽しみましょうか。


城壁の外側。緑の所は掘りになっている。

国連の監視台が至る所に立っていた。

町中を歩くと、行き止まりが多くて分かりにくい。

この壁の奥は立ち入り禁止。

ここも通行禁止。なんか行き止まりだらけ。

宿も分かりにくい場所にあった。

カフェもトルコ式。

このトルコ風ピザがまた美味い!!

ムスリムが多く住む北キプロストルコ共和国。

なんか中東の気配が、、w

町中はのんびりしていて紛争とは無関係な感じ。



一見、教会の様にみえるけど、

中に入るとモスクだったりする。


トルコしか認めてない国だから、経済の流れもトルコからのみ。
通貨もトルコリラを使っている。
なんか貧しい国と言うよりかは、トルコの田舎町の様な雰囲気。

せっかくなので近くの港町にも足を運んでみた。

カイレニアの港。小さくてカワイイ港。

くもってるし、風強いよ!


波も大荒れ。なんか暗い。。。

天気のせいなのか、景気のせいなのか、閑散とした街だった。

小さなビーチもある。この天気じゃぐっとも来ない。

外見は教会だけど、

中はやっぱりモスク仕様になってる。

写真を撮って言われてまたぱちり。

遺跡らしいものもあったけど、よくわからない。

ちょっとした街散歩にしては楽しめたかな。

ニコシアに戻るとなんか親切な兄ちゃんが声かけて来て、
お茶を飲みながら色々話しをしていると、美容師だということだったので、
ちょっと手入れをしてもらったりした。


8ヶ月くらい伸ばしっぱなしの髪。ちょっとだけね。

あんまり変わってないけどありがとう!


とりあえずサクッとまわったので、さっさと南へ移動。
南はいったいどうなってるのかな??



Photo Gallery:2010/01/16~North Cypros



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