2009年7月31日金曜日

鳩が舞う世界一美しいモスク。




マザリシャリフで観光といえば、町の中心にあるモスクくらいしかない。
ただ、その美しさは中央アジア随一だった。
トルコブルーに黄色のモザイク

これほど美しいモスクを見たのは初めてだ。








残念ながらイスラム教徒でないと中には入れない。











青いモスクの周りを、数千羽の白い鳩が飛び回る光景に心奪われる。
不思議な事に、このモスクの周辺に居る鳩はすべて白。
このコントラストが溜まらなく美しいんだ。






ここでガイドともお別れ。

アフガニスタン北部はやはり個人でフラフラ旅を出来る様な場所ではなかった。
実際に滞在中にも外国人が拉致されたり、郊外の村で襲撃があったりしていた。
しっかりと自分の身の安全を確保するコーディネートが出来ないなら行くべきではない。
一方で、安全を確保して旅するなら、これほど刺激的な場所は無いとも思った。

世話になったねありがとう。散々飯食わせたけど。





2日間の滞在で、空路カブールへ向かう事にした。
車でも6時間ほどだったが、ローカルの国内線に乗ってみたかった事もあり、
マザリシャリフ空港へ。




空港に入るまでの待合い所は鉄条網に囲まれ、屋根だけという殺風景なもの。

1日1便しかないためか、時間もずるずる。
結局3時間待ってようやく飛行場へはいり
3回もの荷物チェックを受ける。
おかげで荷造りも上手くなってきた。



ドイツのISAFがベースにしている空港。軍用機がほとんどんだった。


空港内の待ち合い所は、貨物室。
なかなかこういう所にはこれないな。

そんなもんだから、飛行機もさぞかし酷いのかと思いきや、
しっかりとしたジェット機。快適。











空港についてから6時間後、大勢のアフガン人と数名の国連関係者、
そして愚かなアジア人ツーリスト一人を詰め込んで、
ジェット機は厳戒態勢がしかれるカブールへと飛び立ったのだった。


Photo Gallery:2009/07/29~Mazar-e-sharif/Afghanistan




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2009年7月30日木曜日

マザリシャリフ、やるせない気持ち。



マザリシャリフでも、快適なホテルに宿泊。

一人1泊50ドル。WIFIも飛んでいる高級ホテルだ。
ガイドの分も支払わなければ成らなかったため倍額となったが、
そこは自分の身を守るためと言い聞かせる。

ただ、マザリシャリフは北部地域きっての大都市。
治安面はさほど悪くない。
ただ、ツーリストは一人も見かけず。そらそうか。











大統領選挙で盛り上がっていたため
町の人にあれこれと話を聞いたりしたりする。
こちらも隣国の影響を受けていてウズベキ人、トルクメ人が主流の町。
富裕層が多いパシュトゥ人とはあまり仲が良い訳でないらしい。
しかし、アフガン人全てで感じる事は、好戦的な人は少ないという事。
みんな一様に、平和で仲良く共存したいという思いが伝わってくる。
ただその「共存」という言葉の実現が難しいのかもしれない。

利害よりもまず、自分たちの生活に介入されたくないというのが前提にあるようだ。

アフガンの英雄、マスード










平和そうに見えるが、みながこの30年で激しい戦争を体験し、多くの人は家族を失った経験を持っているんだ。

私達日本人はなんと恵まれた国で生きているんだろう。

同じ優しい人たちなのに、この違いはなんなんだ。


なんとも言えないやるせない気持ちになった。







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