2009年7月15日水曜日

事件の顛末

さて、何となく後片付けも終わった感じなので、明日ようやくビシュケクから脱出できそう。

事件の顛末をば…。

<7月6日>
最初に向かった山、アラティンアラシャンから降りてくると、
ビシュケクの宿で一緒だったオージーのジェームスとばったり。

「3日後にコルコックに釣りに行くぜ」

との言葉に釣られて一路ビシュケクへ。

<7月9日>
さくらゲストハウスの釣りきちオーナー疋田さんの車で、標高3000mの氷河湖コルコックへ。
ジェームスと疋田さんは釣り、おいらは馬遊びと山を満喫して下山。
すると、停めていた車の窓ガラスが割られて、中に置いていった荷物が開けられているのを発見
さらに、タイヤ4本とも空気が抜かれている状態。

オイラはPCから電源類一式。
ジェームスは1眼レフと思い出がつまったメモリーカードが無くなっていた。


「おーまいがっど。。。」

久しぶりに外人のリアル「おーまいがっど」を耳にする。


警察に駆け込むも、反応はイマイチ。

「全部見つけてくれたら、200ドル払うから、しっかり捜査してくれ」

と金をチラつかせると、態度一転。
調書取りが始まり、夜9時に長い1日が終了。
その日は失意のビールをあおって就寝。



翌朝、警察の捜索が開始。
しかし、警官の第一声は、

「車2台ぶんのガソリン代、頂戴よ」

愕然とするオイラたちを後目に、せしめた金でガソリンを満たんにし現場へ。
オイラたちも同行させられる。

現場ではまず、ジェームスのメモリーカードが落ちているのを発見。

「おー、ごーっど。。。」

とりあえずは、ジェームスの写真データは無事。

その後、近くにあった羊の洗い場で警官たちが集まり出す。
車の中では小学生くらいの子供が泣きながらなにやら話している。

泣きじゃくる子供が指さす方へ車を走らせると、羊飼いの自宅に到着。
親が出払っていたのか、3時間ほど待ちぼうけをくらっている間、
警官たちが仕掛てくる下ネタトークにつき合わされる。

ようやく親達が帰ってくると、事態は急転。
隣の羊小屋に入っていき、小屋の隅にあった荷物のしたから、
この街には不釣合なアディダスのビニール袋を発見。
中には、ジェームスのカメラとオイラのハードディスクなどが。。。

「さっきからこの小屋の中とか見てたやん。もっとさっさと動きいな」

と愚痴をこぼしながらも、とりあえずオイラもデータ確保。

とりあえず、もう肉体的にも精神的にも疲弊していたため、
1度ビシュケクへ帰ることに。


<7月10日>
翌日、警察から

「いろいろ見つかったで」

との連絡を受け、再びタクシーで3時間かけ警察へ。
すると、カメラの電源一式にマイク、カメラバックに本などが発見されていた。

とりあえず、何より辛いかったカメラのバッテリーの問題が解消され、一気にテンション上昇。
笑いながら警官とやりとりしていると、

「ほら、お礼をしてくれよ」と一言。

「あのねぇ、まだPCがないでしょ。お礼はそれが出てきてからね」

とやり過して再びビシュケクへと戻ったのが昨日。


捜査の結果、今の時点で犯人は地元の12歳から9歳の少年4人組。
持っていったものは全部戻したし、PCは車に置いていったとのこと。
きっと他の人がPCを持って行ったのだろうという。

ただ、12歳の少年らがタイヤの空気を抜く知恵があるのか?
しかも、ステアリングの下にある電気系のコードを触っていた形跡もある。

ううむ。。。これはいかに???



今日でキルギスも3週間目。そろそろ動きたいこともあり、PCは断念。
もちろん捜査は続行されるが、発見されても壊れている可能性の方が高い。


あとは、子供たちの処遇がオイラの一言で色々と変わるということが気になる点。
聞いたところによると、キルギスでは刑事罰は9歳から適応されるとのこと。
外国人相手の窃盗となると、数年から10年の懲役刑もあるとか。
それはあまりに酷。。。
ううん。このあたりの連絡はこれからも続きそう。


とにかく、いろいろあったキルギスだったが、ようやく脱出。
何の縁か一緒に被害にあったジェームスとしばらくタジキスタンを回る予定。
もうインケツが起こりませんように。。。


で、今夜はまたもやBBQでビシュケク,ラストナイトを打ち上げ。

オイラのテンションもあげあげ!!
だって。。。






いいPC買っちゃったんだもんwww。
(保険が出るそうなのよ)




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