2009年7月28日火曜日

タジク〜アフガン 国境越え。



アフガニスタンビザが取れなかったら、
おとなしく飛行機を使ってパミール高原を回るつもりだったが、
アフガン大使館に行ってみると、驚くべき簡単さで即日受領。

大使らしき人からのインタビューも?

「アフガン行きたいの?」
「どこ行きたいの? え? バーミヤン? ふーん。」
「じゃぁ銀行にお金払っておいで」

60ドルを銀行に払い込むだけで、後は3日待つのみ。

おたく、国のあちこちでドンバチしてはるんでしょ。
そんなんでええんですか?

一緒に大使館の入り口並んでたタジク人に話を聞くと、
南の国境からアフガンに入るとのこと。

なんや、国境あいてるんや。
「ほなそこ通りまっさ」とあっさり。

で、なんだかんだと1週間かかってビザゲット(週末挟んだから)
30日のツーリストビザ。

で、ドゥシャンベから国境へ。
タクシーで3時間。20ドル。
途中のガソリンスタンド。



給油はバケツで行います。

緊張するわ!!


散々の悪路を越えて、ようやく国境の目の前に到着。
近くの食堂でおろされて、別の車に乗せ替えられる。
おそらく国境の目の前まで行ける特別な許可をもった車らしい。
乗り換えて3分で国境到着。5ドルなり。

タジキスタンの出国ゲートに行くと、

「はぁ?日本人?なんで? へぇぇ?ツーリスト??ここに??」
とまるで宇宙人が来たようなリアクション。

「賄賂くれ」とか「カメラくれ」とかいつもの通りのアタックを
いつもどおりあしらって、出国スタンプゲット。

で、でたわええけど、鉄条網に囲まれた砂漠地帯。



もちろん隠し撮り。



300mほど先に国境線となっているアムダリヤ川。


橋が架かっていたので、歩いていこうとすると、
「歩いたらダメ。撃ち殺されるで」
と、止められる。

「ほなどうしたらええの?」
「2時に車が迎えに来る。それに乗っていき」

そのとき、昼の12時半。
うげぇ。1時間半も丸焦げにされるわけですか…。
ノーチョイスなので、目と鼻の先のアフガンボーダーを睨みながら
炎天下の中ひたすら待ちぼうけ。
もちろん売店やトイレもなし。
宿から持ってきていた、凍らした水があって助かった。
無かったらマジで干からびてたわ。

しかし、2時になっても車が来る気配はなし。
さらに待っていると、この日2人目の国境越えは(おいらが一人目)
オーストラリアから来た軍事施設の資材を扱う商社マン。
「トラブルがあるところが俺の仕事場なんだ。割はいいよ。
 いい経験になってるよ。長くする仕事じゃないけどね。」
こういった人と出会えるのも面白い。

このオージーはアフガン側に知り合いがいると言うことで電話で連絡。
車を呼んでいたので、便乗させてもらう。
タジクを出てから3時間待って、ようやく迎えたアムダリヤ川越えは所用2分…。



アフガン側の国境チェックはユルユル。
「え~?日本人??ウェルカムトゥーアフガニスタン」
の一言で、荷物チェックもなくスタンプドン。
うわ~すげー。「金くれ」って言わへんやん!
しょっぱなから印象ええわ~。

で、出てみると、北斗の拳の冒頭で、ケンシロウがふらふら歩いてくるところみたいな場所。(わからんかな~)



国境の目の前には売店が1軒のみ。
そこで水を補給して、車があるか聞くと、
「バスない。20ドルでクンドゥズまで連れて行ってやる」とのこと。
確かにバス停らしきものは見あたらず、目の前にはボロボロのフォードが1台のみ。
ここでもノーチョイス。
二つ返事で、アフガニスタン最初の町、クンドゥズへと向かった。



Photo Gallery:2009/07/22~Dushanbe/Tajikistan




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