温泉と聖なる村の出会い

山のヒンドゥ４大聖地には温泉がつきものということだったが、
最大の聖地ガンゴートリには温泉が無い。
ガンジス川沿いの村、ガンガリアがその温泉地となる。
山の帰り、ダラリから3時間ほど下った谷間の村だ。
温泉の周りの斜面に張り付く様にある小さな村では、
聖地に向かう巡礼者が温泉で身を清めていた。

ここの温泉はガンジス川辺。
ガンジスの湯。ということか。

ここからまた簡単な山登りも楽しめる。
丘の上に会ったのは「聖なる村」。。。。のはずだったw
1日充実した滞在だった。

高台の景色がいい宿に一泊。ゆっくり進んでるなぁ。

村の中心にある温泉へ。本当に小さな温泉街。

湯船は大きくちょっと温め。でも暑いのでちょうどいい感じ。

めっちゃ気持ちいい。。。。w

外には打たせ湯も。ここで石けんを使っていい。

快適です。っていうか、顔だけ焼け過ぎw

温泉以外何も無いので、まいったなぁと思っていた所、
村の人に「良い場所があるよ。歩いて２時間ほどだ。ホーリービレッジだ」

ホーリービレッジ！！＝聖なる村！？

と、何だかその名前に魅かれてまたまた山を登ってみる事にw
ガンガリアの隣村と言う事もあり、道もある程度きれい。

片道２時間もかからないくらい。ホントに隣村だけど、坂は急だったw

村の入り口らしい。のんびりしてる。

農業の村のよう。静かなのがいい。

きれいなコスモス畑。

斜面にはきれいな花を植えた花壇がたくさんあった。

みんな歩くスピードがびっくりするくらいゆっくり。時間の感覚が違う。

草を干す。何に使うんだ？

橋。素晴らしい景色だった。

50軒くらいしかない村。山に抱かれるとはこの事かw

子供達の遊び場は木。僕の子供の頃もそうだったな。

この村の人が大事にしている大木。この木に守られているという。

きっと干し草をつくっているのかな。気持ち良さそう。

歩いていると、村の人に呼ばれてお茶をごちそうになった。

ここは何も無いけど、私は今本当に幸せだよ。って話してくれた。

なんか、ものすごく考えさせられた。

幸せそうな顔をしてるなぁ。

お昼の暑い時間帯はみんな家でゴロゴロ。こういうライフタイムもある。

ちょっとどこから来たの？旅人が来たのは久しぶりだよ。って。そうなんだ。

子供達も、闖入者に興味津々。

みんな優しく声をかけてくれる。

静かに物思いに耽る子もいるし。

付いて来るけど、金くれとか言わないし。

じいちゃんがガンガナニまで一緒に帰ろうと誘ってくれたので一緒に下山。

ゆっくりと、でも一生懸命この村の事を話してくれたけど、

英語じゃなかったので、何言ってるか分からなかった。でもこういうの好きだな。

あっというまのお散歩。素敵な出会いだった。

本当に天国の様に、時間の感覚が無くなっている様な村だった。
スゴく長い時間滞在して、いろんな人と話していたと思っていたのに、
４時間くらいしかたっていなかった。

時間って不思議だ。

充実してたら早く過ぎるものだと思っていたけど、
充実していてもゆっくりに感じる時もあるんだ。

そして、家に招いてくれた家族との出会いは、
「幸せとは何か？」みたいな事を、本当に考えるきっかけをくれるものだった。


本当にこの村は「聖なる村」だったんだ。。。。

と、思い宿で話していると、

「いや、ホーリー村じゃなくて、ホリー村だよ」

だって。

ま、どっちでもいいや。
一番心に残った村だったんだから。


Photo Gallery:2009/09/20~Gangnani/India

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