インドを代表する観光地であり聖地でもある、バラナシ。
カオスという言葉がぴったり来た。
日本からこの地に来ると、あまりの世界観の違いに衝撃を受けて、
非日常的なこの場所にハマってしまう人も多いのかもしれない。
また日本人観光客も多いので出会いもあり仲間が出来ると、
こういう所での一時的なイベント的滞在は楽しいのかもしれない。
しかし僕の場合、今回ガンジス川の源流から聖地を巡ってここまで下って来ると、
その印象は180度違っていた。
正直、バラナシほど嘘くさい聖地はないな。
インドらしく無い!
全く以て好きになれなかった。
いろんな場所で滞在して来たけれども、バラナシは本当にすぐに出たくなった場所。
それでもやはりしっかりとバラナシの洗礼を受けたのかな。
山から降りて来てハリドワールの駅から電車に飛び乗った。
なんだかんだ30時間以上。
予約もしていなかったので席が空くまでは連結部分で待機すること12時間。
同じクラスに乗っていたババは止まるたびに枕木に落書きをしていた。
30時間以上も電車に揺られたどり着いたバラナシ。
朝焼けはビンク一色。幻想的な時間。。
日が高くなりガートに向かう。
バラナシの日常。祈りから始まる。
川沿いの床屋。
川に流す花を売る。
恐ろしく汚く、異臭を放つ川で沐浴する。
ご多分に漏れず観光船。
騒々しい聖地だな。
各々神様と対話する時間。
身を清めているらしいが、汚れている様にも見えた。
口に含む人もいた。
ババは瞑想に耽る。
河原では何やら焼いている。火葬場らしい。
その風景を船から見る観光客。動物園にきた感じもあった。
なんだろう、この感覚は。。。。
非常に違和感を感じる光景だった。
これがここの日常の風景であるんだけれども、
なぜか作られたような、嘘くさいような感覚もあった。
山の聖地で出会って来たババやサドゥー、巡礼者たちとはちょっと違った雰囲気。
なんというか、「ショーを見せつけられている」と言った印象なのかもしれない。
ガートで祈りを捧げている人たちはそんな事は思っていないだろうけど。
よそ者の勝手な判断で、山の聖地の雰囲気と比べていたのかもしれない。
ただ、本当に好きになれなかった。
町中を歩いていてもものすごく観光客向けの場所で、
山で良く目にしていた「ごく普通の生活」みたいなものが見えにくい感じだった。
まぁ、僕の行動範囲が狭かっただけなのかもしれないけれど。
きっと僕は自然がありのままである場所が好きなんだろうなぁ。
牛が通りを歩いてエサを探す。神聖な生き物ならもっと大切に保護すればいいのに。
世界各国の言葉の看板がならぶ。不自由はしないからいい。
名物のバングラッシーに挑戦。
同宿の日本人達と。このあと宿で大変なことになったw
大通りの渋滞は夜まで続く。
クミコハウスの屋上。この宿はもはや部室のようだったw
3泊だけで飛び出したバラナシ。
出発の日の朝、ようやく太陽が顔を出した。
そして訪れる街の順番もとても大事だと感じた。
最初にバラナシに来ていたら、好きになったのかもしれない。
僕にとって素晴らしいインドというのは、山の風景。山の人々。
街の雑踏ではなかった。
バラナシからは飛行機に乗ってデリー経由で、アムリトサルまで。
バラナシの街から空港までの間に小さな村があった。
そこは本当にかわいらしいきれいな村だった。
Photo Gallery:2009/09/22~Varanasi/India
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