2009年5月27日水曜日

ラサの本性。

昼間にうろうろ歩くと、なかなか見えてこないのがラサ。 
ラサの本当の姿は朝にある。 
中国全土は北京時間。 
そのため、西南に位置するラサの夜明けは午前8時過ぎ。 
朝ジョカン

時計では動かず、東の空が白み始める頃から、 
聖地ジョカンには多くの参拝者が集まり始める。 
サン(お香)を炊く煙が旧市街全域を包み込み、幻想的な世界が広がる。 
朝ジョカン2

五体投地。老人だけでなく若者も熱心に祈りを捧げる。 
生活の全て、毎日が祈りから始まる街。 
五体投地


朝の祈りの後は、寺の外側の通りを時計回りに歩く「コルラ」 
五体投地の為のクッションを背負って、経を唱えながら黙々と歩く。 
コルラおばあちゃん

「毎日、寺の回りを3周歩くんだよ」 
歩みは遅くとも、その一歩一歩はたくましい。 
コルラおばあちゃん2



一方、通りには多くの公安が溢れる。これもラサの実情。 
ポタラ宮の前を走る装甲車 
ポタラ前の装甲車

ほとんどの通りの入口には武装した軍人が24時間態勢で監視し、大通りでは時折ロケットランチャーを搭載した装甲車が行き交う物々しさ。
通りの軍人

その威圧感が、薄い雲が落とす淡い影のように街全体を覆っている。 
街の装甲車

軍隊の行進はもはやラサ名物の域だ。 
軍の行進

公安は外国人を監視しているのではなく、地元のチベタンを監視してる。 
そのため、バザールの活気とは裏腹にカメラを向けると逃げるように隠れるチベタンもいる。
外国人と話しているのを見られると、マズイのかもしれない。 
ラサのバザール


ラサの子供

光と影が同居する街、ラサ。 
子供たちが大人に鳴る頃には、 
大声で笑える街になっていることを願うばかり… 







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