ウッタラアンチャル州の聖地巡り。
その中でも異質な聖地が、ヘームクンド。
シーク教徒の最も神聖な聖地で、昔の聖人とか神が瞑想した場所らしい。
場所の記述は残っていたけれど、それがどこにあるかが長年の謎で、
実在しないとも言われていたのが、今世紀になって過去の記述と全く同じ景色がここであると認定されたらしく聖地になったらしい。(シーク教徒曰く)
出発点はガンガー沿いの村、ゴビンダガート。
ゴビンダガート→
ロバか登山 12km→ガンガリア(世界自然遺産「花の谷」がある)→
ロバか登山 6km→聖地ヘームクンド
てな流れ。宿泊は必然的にガングリアになる。
標高4300mにある雪の湖で沐浴するのだ!!
ゴビンダガート出発!
荷物が重いのでロバを借りる事に。2頭で1800円。ま、いいか。
楽ちんパッカーです。正直ロバが大好きだからこれがしたかったw
ロバで登って5〜6時間の距離。
みんな大体馬かロバで登っていた。
疲れたら甘いドーナツでも。これうまいよ。
比較的整備された参道のような道の先にあるのがガンガリア。
シーク教徒の巡礼村になっている。
町中にキラーカーンがあふれてる(かなり古いかw)
この時点ですでに標高3000mを越えていて寒い!!
宿は安めで探した。部屋は良いけど、水シャワー。お湯が無いよ!!!
シーク教徒の宿泊施設。大賑わい。
食事は全てベジのみ。カレーがうまい。
とりあえず1泊してからヘームクンドへ向かう。
標高差は1300m。急な上り坂になる。
結局登りはロバがいいねw。へなちょこですw
この時期は雨期で登山道はずっと雲の中だった。
時折雲が切れると綺麗な山の緑が見える。
ろばちゃんかわいいね。目が悟りを開いているね。
ひたすら雲の中を登っていくこと3時間。
標高4300m。聖地ヘームクンドに到着。
「雪の湖」ともいう意味らしい。
七つの山に囲まれた湖のほとりで聖人が瞑想をして、神と出会ったとか何とかの伝説があったらしく、その場所をずっと探していたそう。今世紀に入ってこの場所が伝説の場所と認定されたそう。確かに湖は切り立った山々に囲まれていて、雪解け水が湖に流れ込む。
行った日は雲に包まれていてその景色は綺麗に見えなかったけれど、
騒々しいインドにあって、こんなにも静かな場所が存在したんだ、、と癒された。
山々に囲まれた小さな湖。標高4300mです。冷たそう。。
うおおお、すぐに雲が上がって来る!!
とりあえず記念撮影です。
聖地の水も飲んで身体から清める。
ここでみんな沐浴。水温は10度以下!標高4000m以上だよ!
完全に雲の中。冷たい。。。
マジか!めっちゃ寒いけど!!
あんなじいちゃんキラーカーンも入ってるし!!
この流れはやっぱり。。。
やるしか無いよね!!
水に入ってる所を撮ってもらおうとしたけど断られた。無念。
っていうか、めっちゃ冷たかったよ!!
身体を清めたら瞑想場所へ。
暖かいチャイと、ダルを無料でもらえる。
これでかなり生き返る。あったかいチャイ最高!
この場所でみんな瞑想をする。
とても静かで誰もしゃべってない。
シークの象徴、刀。花に囲まれた綺麗な祭壇
ここで巡礼したというお札がもらえる。
ここでみんなで瞑想してちょっと休憩。
ヒンドゥの聖地とは違って、ごてごてした像や装飾も無くて、スゴくシンプルな場所。
神聖な空気が流れていた。
きっと神聖な空気みたいなのは集まって来る人が作り出すものなのかもしれない。
ヒンドゥの聖地には神聖さがちょっとかけてる様な気がするのは自分だけかな?
くだりは歩いて帰る事にした。時折雲が晴れて綺麗な山々が見えて気持ちいい。
そしてガンガリアの村に付く直前に晴れ間が見えた。
神様はいじわるですな。また来いってことですか?
この翌日は自分の誕生日!
お花畑に包まれて迎えたい!とメルヘンチックな事を考えていたけれども、
この曇りじゃぁテンションも半減してしまう。
晴れる事を祈りつつカレーをかき込んだ。
Photo Gallery:2009/09/01~Hemukund/India
↓ワンクリックお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿